[簿記10] 経過勘定も厄介2

仕訳例を見てみよう

未払費用にみる仕訳

翌年度支払う利息で考えて見ます。

1.上半期の最終日に100万円借金。利息は10%を1年後に支払い
現金100万 / 借入金 100万

2.年度末になったタイミング
10万の半分で5万円分を未払費用で計上します。
これにより5万円分損金計算がされます。
支払利息 5万 / 未払費用 5万

3.新年度になったタイミング
未払はあくまで、「今現在の年度中に支払わなかったもの」なので、
新年度になったタイミングで、一度未払費用はリセットされる
未払費用 5万 / 支払利息 5万

4.さらに半年経過(借入から1年)して支払った場合
借入金 100万 / 現金 100万
支払利息 10万 / 現金 10万

3番がわかりにくいかと思いますが、あくまでも未払費用勘定は
半年分の経費を計算するためにあるので、そのまま翌年度中に存在
してはいけないのです。
翌年度期首に逆仕訳(再振替仕訳)が必要となります。

[簿記9] 経過勘定も厄介

取引は年度末に終わるとは限らない

会計は一年間で締めて、税金を納めるというのが常識です。

年度が始まり6ヶ月経った時点で、借金をし、1年後に
返済をしたとします。例えば100%の利息だとすれば
100万を借りたら翌年度に、利息を100万円返す必要があります。

経過勘定は、年度末までで、経過した分をきちんと勘定に起こす
ことを指します。

この場合、経過勘定をしない場合、借金をした年には
利息50万円分は発生してないような会計になってしまいます。

実際には金銭の支払いは発生していないものの、本来コストは
かかっているので、借りた年にも50万円分かかる費用計算を
しないと正しい会計とは言えません。

つまり、
経過勘定なしだと、初年度コスト0円、翌年度コスト100万円
経過勘定ありだと、初年度コスト50円、翌年度コスト50万円
となるのです。

どちらが正しく会社の成績を表しているかは一目瞭然かと思います。

そんなわけで、経過した分だけ計算をするのが経過勘定と言います。
経過勘定に含まれるのはこの4つです。
未払費用
利を得ているのにまだ払っていない費用。まだ支払日が来ていない利息など
未収入金
サービスを提供しているのにまだ得ていない利益。受取日が来ていない受取家賃など
前払費用
サービスを受けていないのに払っている費用。前払制の保険支払金など
前受収益
サービスを提供してないのに得た利益。先払いのサービスを提供した場合。

実際の仕訳方法は次の記事で。

[簿記]8 厄介な敵、貸倒引当金

貸したお金は必ず返ってくるとは限らない

お金が返ってこないことはあります。返ってこない可能性があるとしたらそれは正しく資産を表しているとは言えないでしょう。

簡単な例を示すならば、借金まみれで、滞納の常習犯に貸したお金と、十分な資産を持っている人がちょっと小銭が足りないので貸したお金が同じ価値ではないことを別物として認識した方がいいという話です。

貸倒引当金の登場

貸倒引当金は、売掛金などの資産を目減りさせる科目として存在します。
目減りさせる金額は実務上は、実績貸倒率から考えます。

例えば、50%貸倒れる人に対する売掛金100万は、貸倒引当金の概念がないと単純に資産100万円と考えます。
一方、貸倒引当金の概念で考えると、資産は100万(売掛金) – 50万(貸倒引当金)の
50万円の資産として考えることができます。

そのため、バランスシートでは、資産の部にマイナスの科目として記載されます。
あくまでも買掛金などの資産を目減りさせるだけなので、通常の負債とは異なります。

貸倒引当金は資産科目、貸倒引当金繰入は費用項目

貸倒引当金はどうやって、計上されるかというと、費用科目である貸倒引当金繰入を使って計上します。

例えば先ほどのように50万円の貸倒引当金を考えるのであれば、
貸倒引当金繰入 50万 / 貸倒引当金 50万
という記載をします。

費用科目を使って計上することからもわかるように、貸倒金は実際に返ってこなかったら計上するのではなく、年度末に見込みで計上します。

返ってこないかもしれないお金を貸したら、年度末には費用として見込む、
という感じでしょうか。

実際に返ってこなかったことが確定し、その際に、貸倒引当金が足りない場合には貸倒損失として計上します。

まとめ

売掛で100万で販売
売掛金 100万 / 売上 100万

年度末に貸倒金を50万で計上
貸倒引当金繰入 50万 / 貸倒引当金 50万

翌年に40万の売掛金に対する現金支払いと、60万の貸倒が発生
現金 40万 /  売掛金 100万
貸倒引当金 50万 /
貸倒損失  10万    /

 

 

[簿記]7 減価償却にまつわる話

減価償却の説明あるある

簿記の取得自体にはあまり関係ないですが、理解を深めるために少し深掘りしてみます。

特に不動産投資・マンション投資でいわれることだと思いますが、減価償却がとても素晴らしいもののように語られていることが有ります。魔法の経費、などという言い方が多いです。

「減価償却は現金出費を伴わないが利益を減らす(つまり税金を減らす)」

という文面がまま見受けられます。この文句を使って、不動産投資を後押ししている事がよくあります。

そもそも売り文句の意味がわからなかった

まず、簿記を勉強していなかった私はこの言葉の意味自体よくわかりませんでした。そして、勉強してみてもメリットのようにあえてこの文句が語られている理由がよくわからなくなりました。言っている意味はこういうことだと思います。

※以下は理解のための耐用年数設定となるので実際のケースとは異なる部分があります。
耐用年数5年1000万の家屋を購入して運用しているケースを想定すると、減価償却は毎年200万円なので、2年目は200万円が費用として計上できます。
3年目も200万円を費用に計上できます。

これらは2年目・3年目に(家屋購入費用としては)現金出費してないですが、利益は200万円分減額されるので毎年家賃が200万円入ってきても税額は0でよいということになります。

これはあっています。つまり
「減価償却は現金出費を伴わないが利益を減らす(つまり税金を減らす)」
は正しいんです(正しいというか減価償却はもともとそういうもの)。けど不親切だなぁと思います。。

不親切だと思った理由

何しろ初年度に1000万円払っているんです。
1000万円一度出費した後に、毎年、現金出費とは関係なしに毎年200万
ずつ経費になっていくというのが実態なので特段メリットとして語れる部分ではないと思います。
減価償却自体は現金出費を伴わないですが、固定資産取得自体は現金出費
を伴っています。

税金の観点からも、1000万の損金が初年度に計上できず、薄めて時間をかけて計上されているだけです。

フルローンの場合、持ち出しの現金出費がないのに、毎年経費計上されるのでメリットがある点も理解できますが、大体、
「減価償却は現金出費を伴わないが利益を減らす(つまり税金を減らす)」
の説明には大体、固定資産取得費の話が触れられていないのでこの文句には不親切な印象を持っています。
繰り返しますが文句が誤っているわけではないです。

[簿記]6 減価償却

減価償却とは

民間人としては関係ないので馴染みが薄い、でもビジネスでは
よく出てくる減価償却という言葉。
馴染みがないだけにわかりにくい考え方です。

減価償却自体の意味は決まっています。
固定資産の利用できる範囲に費用按分することです。
別の言い方をすると
固定資産を手に入れたときに、法的に資産ごとに決められた年数で
割った分だけ毎年費用計上すること、です。

別の言い方で言うと、固定資産が減価(価値が減った)した分、
費用に振り替えて減らしていくというのも言い方としてあるでしょう。

例えば借りに耐用年数5年の1000万の車を買った場合、
毎年経費として計上する(減価償却費)は200万円(定額法)です。

ではなぜあるのか、メリットはあるのか?です。

存在理由

会計・税務ともに同じですが、その年の損得をしっかり
計算して、企業の健全性をアピールしたり、税金額の根拠を
計算することがそもそも会計・税務がやろうとしていることです。

そう考えると、固定資産で車両1000万円(資産)を購入した場合
に全額経費と考えるのが妥当でしょうか?
1000万円分の価値をわずか1年で発揮するのでしょうか?

そのような考えから減価償却が有ります。
言っていることは同じですがどちらの考え方でも存在理由が
説明できます。

  1. その年に利用できる分の価値を費用分として計上する
  2. 利益を相殺するために固定資産を買おうとする人がいた場合に
    利益調整になってしまうので、全額は費用計上できないようにする

1.の方が正しい理由だと思いますが、2.も重要な理由だと
思います。後者は利益1000万の会社が、1000万に対し
税金をかけられたくないため1000万の車を買ったとしても
その年の経費には200万円しか認められないため、800万円分は
課税を受けることになります。

このシナリオでは経営者的には邪魔者にみえるかもしれませんが、
これは無理な節税をしたいという目線だからです。
別の視点で見てみると、利益が300万の会社が1000万円の車を
買っただけで、「その年の会計が700万の赤字とみなされてしまうのは」
妥当ではないというのは想像に難くないでしょう。

様々な理解の仕方で認識することで正しく理解できると思います。

 

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クレジットのポイントも勘案してみる

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元々が14.2%還元相当なので迷うことなくセゾン・UCカードが
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よっぽどの超高額購入でもない限りはセゾン・UCカードで買うのが良いでしょう。

こんな方におすすめ

Amazonのユーザ出ないと、せっかくのAmazon500円ポイント還元の
メリットがないのでそこだけ注意すれば万人に優しいキャンペーンだと思います。

[簿記]5 それは資産?費用?

資産とはなにか

資産と聞くと一般的には不動産、有価証券(株式)、現金なんかが
当てはまると思われると思います。

これは大体理解があっています。
なぜ、当たり前のことを書いているかというと、
簿記でそれを忘れてしまうことがあるきがしたからです。
私だけかもしれませんが・・・・。

例えば、現金100万で有価証券を買ったときにそれは費用ではなく、
資産の振替であるというのが正しい理解です。
現金(資産)である100万が、有価証券(資産)である100万に
なるのです。

仕訳は
有価証券 100万 / 現金 100万

となります。2つとも資産勘定なので、バランスシートに変化は起きますが
損益計算書に変化は起きません。

資産をもうちょっと正しくイメージ

なぜ、「資産か費用か」が大事かというと、税金が関わってくるからです。
費用は、収益を減らすものとなるので、結果、税金を減らすことになります。

つまり、使った資産が、費用科目になる場合は損益額が低くなり、税額が減る。
資産科目になる場合には損益額に変化が起きないので、税額は減らない、
ということになります。

その為、ググるとわかりますが、QAサイトでは
「XXXをしました。費用計上ですか?資産計上ですか?」というような
質問がよく見受けられます。

つまり、税額を減らしたい人からすると「費用と税務署が思ってくれる」
利用であればしたいが、資産に計上されるなら、実行したくないという
のが見てとれます。

必ず資産は税額を減らすものにつながらないかというとそんなことはなく、
減価償却により、時間経過を伴ってある程度収益を減らす効果があるものが
あります。

例えば、家屋は減価償却というのを通して収益額を減額します。
土地は減価償却しないので基本的に収益額の変動には全く寄与しない
資産です。

減価償却については詳しくまた投稿しますが、ひとまずこの記事で
理解いただきたいのは、投資には資産計上、費用計上があるという
2点です。

 

[簿記]4 簿記はじめ 仕訳を少し詳しく

仕訳には種類がある

仕訳は前回書いたように売上・仕入・車両など色々あります。
とりあえず

どういう取引が何(勘定科目)になるのかは覚えるしか無いです

ですが、正直徐々にやっていれば分かりますし、3級では決して
勘定科目は多くないです。

覚えるしか無いとは言いましたが、あくまで一気に丸暗記ではなく、
必要な勘定科目を順にケーススタディで理解していくのがオススメです。

勘定科目の種類

簿記3級で種類自体を直接問われることはないと思いますが
覚えないと、解説書などが理解できないと思います。

資産勘定、負債勘定、資本勘定、収益勘定、費用勘定です。
その他の物もありますが最低限これらが理解できてればとりあえず
勉強には困らないと思います。

バランスシートと損益計算書が有名な財務諸表ですが、
バランスシートに載るのはこの内、資産・負債・資本勘定です。
損益計算書に載るのはこの内、収益勘定、費用勘定です。

 

[簿記]3 簿記はじめ 仕訳に挑む

仕訳は基本中の基本

何かお金やモノが動くとき、それを記録する方法が仕訳です。
仕訳を記帳し、それを元に、最終的に損益計算書やバランスシートが
作られます。

日々書く取引のメモと言ってもいいでしょう。

書き方

幾つか例を書きます。※例なので覚えなくていいです

車を現金購入
車両/現金

商品を現金購入(仕入れ)
仕入/現金

商品を売却
現金/売上

株を現金購入
有価証券 / 現金

借金
現金/借入金

借金返済
借入金/現金

こんな感じです。書き方は決められており、
↑に書いてある、車両・現金・商品・利益などは勘定科目
と呼ばれます。取引の項目名です。

仕訳は必ず、対で書かれます。1:1とは限らないですが
数量は必ず左右で合計が一致します。

勘定科目は、左側(借方といいます)か右側(貸方)かの属性を
持っています。

これは決められているものなので覚えるしか無いですが、
貸借科目であれば 左側が資産
右側が負債か純資産
となります。
損益科目であれば左側が費用、右側が収益が属性となります。

どれが貸借科目で、どれが損益科目かなどは
とりあえず慣れてくるとだんだん感覚がついてくるので
当面は単純に仕訳の典型的なパターンを覚えるのが良いと思います。

[簿記] 2 簿記はじめ 馴染みのないバランスシートに挑む

初めの壁バランスシート

前回の記事で、
キャッシュフローは現金の入出金
損益は”法律で決められた”損得の計算
と覚えました。

実は個人的には気づかない壁が損益の考え方
だと思うのですが、初学の時点ではバランスシート(貸借対照表)が
厄介馴染みがないのではと思います。

正直私もまだしっかりとは腹落ちしてない気もしていますが
とりあえず説明書いてみます。

現在の会社の持ち物リスト

バランスシートは会社の持ち物リストだと思っています。
持ち物、というのは平易な表現にしているだけで、正しくは
会社の資産・負債・純資産一覧が妥当かと思います。

名前は表の記載上、左右に分割して資産などを記載した結果、
合計金額が左右バランスするから、という説が多いですが
単純に残高(現在残っている価値、英語でバランス)というのが
正しいと思われます。資産・負債・純資産のバランスを記載した
シート。

バランスシートの中身

持ち物リストに含まれるのは、現金残高、有価証券、
施設、土地、建物、設備、車両などがあります。
ちょっと意外なものとしては借金、(繰越)損益なんかも
入ります。

バランスシートは損得を見るため物もではなく、
会社の持ち物チェックのためのものなので、
借金も含まれると覚えるといいと思います。

実物を見てみましょう。東京都の平成25年のバランスシートです。

資産と、負債と純資産(上の例では正味財産と書かれている)から
構成されています。

持ち物リストを資産、負債、純資産の3つに分けて整理した表がバランスシートです。

資産には現金、土地、不動産などが入ります。
負債には借入金(いわゆる借金)や預り金などが入ります。
純資産には資本金などが入ります。

もう少し説明をします。
資本の部分は、資本金(会社へ出資者が出した金額)と損益が入ります。
資産の部はいわゆる資産と言って思い浮かぶようなものでいいと思います。
ソフトウェアなど形のないものも含まれる点くらいを気をつければ
大丈夫だと思います。
負債は借金などいずれ返さなきゃいけないものです。

負債+純資産が資産と同じ金額に必ずなります。

資産を左側に列挙して、その資産の生みの親(何から生まれたか)
を右側の負債または純資産に記載されているからです。

左右で合計額が同じになるのがバランスシートですが、
資産(いまどういうものか)に何かを書き込む時、負債 or 純資産
(何から生まれたか)をペアで書くため、必ず、同じ合計額になります。

別の言い方をすると左に何か書くということは同じ額を
書くことと同じです。

例で学ぶバランスシート

例を挙げます。

100万円の資本金を用意した場合

会社を設立した直後100万の資本金が会社にあったとします。
その場合、右側の純資産のところに100万が書き込まれます。
一方、そのお金は現金として保有されていると思うので、
資産に「現金」という名目で記載をします。
これで、右側に100万、左側にも100万と同じ金額になります。

もう少し例を続けます。

50万のバイクを買ってみた

得られた資本金で、50万のバイクを買いました。どうなるでしょうか?
この場合は、新たに会社の外から何かを得て購入したわけではないので
右側は変化しません。左側の資産である現金を使ってバイクを買っているので
現金が50万に減って、車両としてバイクが50万で記載されます。
結局左も合計100万、右も100万で変わりません。

ちなみにこの名目のことを「勘定科目」と呼びます。
さらに続けます。

借金で10万円分の仕入れを実施

銀行から10万借金して、商品(売り物)を買ったらどうなるでしょうか。
売り物を買った時の勘定科目は仕入を使います。

借入は単純に負債に記載するので右側が10万増えます。
普通に考えると左側が増えそうな気がしますが、仕入は
通常資産ではなく、費用計上されるのでこの時点でバランスシートを
描くと損益△10万となります。

ちょっとここは貸借対照科目・損益科目の概念がわからないと
わかりづらいと思います。

資産と費用の考え方を別途記事にする予定です。

さらにさらに続けます。

商品が20万で売れた場合

10万で仕入れた商品が20万で売れました。
丁寧にいきましょう。
現金は20万増えて70万になります。
しかし、このままだとトータルで左側(資産の部)が120万に
なりバランスシートは完成しておらず、
右側に10万が増えないとおかしいです。

今回、そもそも資産が10万増えた生みの親は何かと
考えると「利益」になります。利益は純資産に含まれるので
右側は20万増えることになります。(元が-10万なので+20万で損益10万です)

左側の資産を生んだのは誰?が右側の負債+純資産です。

資産だけじゃダメなの?

最初に私が面倒に感じたのは、「企業の評価するには資産がわかればいいじゃん」
と思っていたのですが”会社の持ち物リストを見る人”の気持ちになると
意味が見出せました。

バランスシートを見る人は、投資家や銀行、会社の経営者自身です。
バランスシートを見てイケてる、イケてないを判断したいのです。

資産が1兆円あれば素晴らしい会社でしょうか?
もし借金で2兆円もある会社なら一概に素晴らしいとは言えないですよね。

しかし、資本金(純資産)で、9900億円あって、資産が1兆円であれば
負債はわずか100億なので優良といえそうです。

普通に考えると、資産は大事なのですが、よく考えると資産が、
完全に自分のもの(純資産)なのか、人の力も借りて(負債)いるもの
なのかなのかも同じくらい重要な指標であることがわかるの
ではないでしょうか。

バランスシート的にいえば、純資産が大きく、資産が大きいのはよいですが、
思案が大きくても負債が大きい場合は問題となります。

損益計算書との役割の違い

損益計算書はどうやって利益を出したのかの年度内の記録情報です。
バランスシートはある時点での会社の持ち物リストになります。

損益計算書で、どうやって利益を出しているのかは把握できますが、
現在借金をいくら抱えているのか、土地は持っているのかなどはわかりません。

バランスシートがあれば、借金や土地を持っているかなどはわかりますが、
損金がなぜ出たのか、などの分析はできません。

そのため両方必要となるのです。

わからないところがあればコメントをください。