[簿記]3 簿記はじめ 仕訳に挑む

仕訳は基本中の基本

何かお金やモノが動くとき、それを記録する方法が仕訳です。
仕訳を記帳し、それを元に、最終的に損益計算書やバランスシートが
作られます。

日々書く取引のメモと言ってもいいでしょう。

書き方

幾つか例を書きます。※例なので覚えなくていいです

車を現金購入
車両/現金

商品を現金購入(仕入れ)
商品/現金

商品を売却(仕入れ値と同じ金額の場合)
現金/商品

商品を売却(100円の利益が出た場合)
現金/商品
/利益

株を現金購入
有価証券 / 現金

借金
現金/借入金

借金返済
借入金/現金

こんな感じです。書き方は決められており、
↑に書いてある、車両・現金・商品・利益などは勘定科目
と呼ばれます。取引の項目名です。

仕訳は必ず、対で書かれます。1:1とは限らないですが
数量は必ず左右で合計が一致します。

勘定科目は、左側(借方といいます)か右側(貸方)かの属性を
持っています。

これは決められているものなので覚えるしか無いですが、
貸借科目であれば 左側が資産
右側が負債か純資産
となります。
損益科目であれば左側が費用、右側が収益が属性となります。

どれが貸借科目で、どれが損益科目かなどは
とりあえず慣れてくるとだんだん感覚がついてくるので
当面は単純に仕訳の典型的なパターンを覚えるのが良いと思います。

[簿記] 2 簿記はじめ 馴染みのないバランスシートに挑む

初めの壁バランスシート

前回の記事で、
キャッシュフローは現金の入出金
損益は”法律で決められた”損得の計算
と覚えました。

実は個人的には気づかない壁が損益の考え方
だと思うのですが、初学の時点ではバランスシート(貸借対照表)が
厄介馴染みがないのではと思います。

正直私もまだしっかりとは腹落ちしてない気もしていますが
とりあえず説明書いてみます。

現在の会社の持ち物リスト

バランスシートは会社の持ち物リストだと思っています。
持ち物、というのは平易な表現にしているだけで、正しくは
会社の資産・負債・純資産一覧が妥当かと思います。

名前は表の記載上、左右に分割して資産などを記載した結果、
合計金額が左右バランスするから、という説が多いですが
単純に残高(現在残っている価値、英語でバランス)というのが
正しいと思われます。資産・負債・純資産のバランスを記載した
シート。

バランスシートの中身

持ち物リストに含まれるのは、現金残高、有価証券、
施設、土地、建物、設備、車両などがあります。
ちょっと意外なものとしては借金、(繰越)損益なんかも
入ります。

バランスシートは損得を見るため物もではなく、
会社の持ち物チェックのためのものなので、
借金も含まれると覚えるといいと思います。

実物を見てみましょう。東京都の平成25年のバランスシートです。

資産と、負債と純資産(上の例では正味財産と書かれている)から
構成されています。

持ち物リストを資産、負債、純資産の3つに分けて整理した表がバランスシートです。

資産には現金、土地、不動産などが入ります。
負債には借入金(いわゆる借金)や預り金などが入ります。
純資産には資本金などが入ります。

もう少し説明をします。
資本の部分は、資本金(会社へ出資者が出した金額)と損益が入ります。
資産の部はいわゆる資産と言って思い浮かぶようなものでいいと思います。
ソフトウェアなど形のないものも含まれる点くらいを気をつければ
大丈夫だと思います。
負債は借金などいずれ返さなきゃいけないものです。

負債+純資産が資産と同じ金額に必ずなります。

資産を左側に列挙して、その資産の生みの親(何から生まれたか)
を右側の負債または純資産に記載されているからです。

左右で合計額が同じになるのがバランスシートですが、
資産(いまどういうものか)に何かを書き込む時、負債 or 純資産
(何から生まれたか)をペアで書くため、必ず、同じ合計額になります。

別の言い方をすると左に何か書くということは同じ額を
書くことと同じです。

例で学ぶバランスシート

例を挙げます。

100万円の資本金を用意した場合

会社を設立した直後100万の資本金が会社にあったとします。
その場合、右側の純資産のところに100万が書き込まれます。
一方、そのお金は現金として保有されていると思うので、
資産に「現金」という名目で記載をします。
これで、右側に100万、左側にも100万と同じ金額になります。

もう少し例を続けます。

50万のバイクを買ってみた

得られた資本金で、50万のバイクを買いました。どうなるでしょうか?
この場合は、新たに会社の外から何かを得て購入したわけではないので
右側は変化しません。左側の資産である現金を使ってバイクを買っているので
現金が50万に減って、車両としてバイクが50万で記載されます。
結局左も合計100万、右も100万で変わりません。

さらに続けます。

借金で10万円分の仕入れを実施

銀行から10万借金して、商品(売り物)を買ったらどうなるでしょうか。
借入は単純に負債に記載するので右側が10万増えます。
その10万で商品を買っているので資産も10万増えます。
両側ともに110万で釣り合います。

さらにさらに続けます。

商品が20万で売れた場合

10万で仕入れた商品が20万で売れました。
丁寧にいきましょう。
まず商品が10万減ります。
現金は20万増えて70万になります。
しかし、このままだとトータルで左側(資産の部)が120万に
なりバランスシートは完成しておらず、
右側に10万が増えないとおかしいです。

今回、そもそも資産が10万増えた生みの親は何かと
考えると「利益」になります。利益は純資産に含まれるので
右側は10万増得ることになります。

左側の資産を生んだのは誰?が右側の負債+純資産です。

資産だけじゃダメなの?

最初に私が面倒に感じたのは、資産がわかればいいじゃん、
と思っていたのですが会社の持ち物リストを見る人の気持ちになると
意味が見出せました。

バランスシートを見る人は、投資家や銀行、会社の経営者自身です。
バランスシートを見てイケてる、イケてないを判断したいのです。

資産が1兆円あれば素晴らしい会社でしょうか?
もし借金で2兆円もある会社なら一概に素晴らしいとは言えないですよね。

しかし、資本金(純資産)で、9900億円あって、資産が1兆円であれば
負債はわずか100億なので優良といえそうです。

普通に考えると、資産は大事なのですが、よく考えると資産が、
完全に自分のもの(純資産)なのか、人の力も借りて(負債)いるもの
なのかなのかも同じくらい重要な指標であることがわかるの
ではないでしょうか。

バランスシート的にいえば、純資産が大きく、資産が大きいのはよいですが、
思案が大きくても負債が大きい場合は問題となります。

損益計算書との役割の違い

損益計算書はどうやって利益を出したのかの年度内の記録情報です。
バランスシートはある時点での会社の持ち物リストになります。

損益計算書で、どうやって利益を出しているのかは把握できますが、
現在借金をいくら抱えているのか、土地は持っているのかなどはわかりません。

バランスシートがあれば、借金や土地を持っているかなどはわかりますが、
損金がなぜ出たのか、などの分析はできません。

そのため両方必要となるのです。

わからないところがあればコメントをください。

テーマ株式投資のS株 Now!とFolio

簡単なテーマ株式投資ができるサービス

テーマ株式投資というのは、投資する対象のテーマを選ぶ投資です。
最近で言えば、「AI(人工知能)」だとか「自動運転」だとかテーマを
決めてテーマに対して投資をする方式です。

今回紹介するS株 Now!とFolioはどちらも、このテーマ投資を簡単に
できるサービスとして出ています。

簡単な紹介

投資したいテーマを決め、それを購入指示します。それに応じて
SBI証券(S株 Now!)やFolioが定めたテーマに則した銘柄を未単元株として購入します。

理解に必要な単元未満株の説明

未単元購入株の説明をします。株式の購入には1株から買うのではなく、
複数の株数が最小購入可能株数として設定されています。多くは100株です。

つまり株価200円、単元株数100の株式があった場合に、これを購入するには
200 × 100 =2,000円が必要となります。

ただ、いくつかの証券会社は単元株に満たない株数で買えるサービスを提供しています。
これによって買った株を未単元株と言います。
単元未満株のメリットは手元資金が少なくても購入できる点です。デメリットは
売買手数料が単元株購入に比べて割高というところです。

テーマを買うのに未単元株は便利

単元株でテーマを構成しようとするとしたとします。ゲームというテーマを選んだとします。
利用するテーマ株購入サービスがゲーム株として任天堂を
ポートフォリオ(株式の構成)に入れていたいとします。
しかし、任天堂は単価が高く、48,000円します。つまり、単元株で買うには
480万円も必要です。さらに、テーマ株なので、当然、ほかの会社の株式も
購入が必要となり、480万円以上はかかってしまいます。

一方、単元未満株での購入が可能であれば、最悪、任天堂株式を
1株分だけ、つまり48000円で買うことができます。

S株 Now!やFolioを使うかの判断

テーマ株式購入は、投資信託的要素を持っています。つまり、
証券会社側に選定を任せる分、多少の手数料を支払う、という仕組みです。

そのため、もともと銘柄を選定する時間、資金になんら難がない
人はあえて、この手のサービスを使う必要はなく、自力でテーマ株を
構成すれば良いとなります。

テーマでの投資をしたい、が、選定する時間がない、資金に難がある、
そんな人はこれらのサービスが向いています。

S株 Now!とFolioどちらにするかの判断

ポイントをまとめます。ちなみにSBI証券の単元未満株のことをS株と
呼んでいます。

  • S株 Now!はSBI証券のサービスなのですでにアカウントを持っている人は
    利便性が高い
  • S株を単元株数分まで購入した場合には通常株としての売却も可能(手数料が安い)
  • 手数料はどちらも購入・売却手数料で0.5%+税
  • S株 Now!は、購入後は個別のS株として売買する。Folioはテーマ単位での売買
  • Folioはテーマ単位での運用になるため、リバランスがある
  • S株 Now!はS株同様に成行でのみ購入可能
  • Folioは前場寄り付き・後場寄り付きの2回でのみ購入可能

上記から分かるようにS株 Now!は単元未満株(S株)を簡単に買うためのサービス
Folioはテーマ単位で売買するためのサービス
です。

性格的には、S株 Now!は手間がかかるけど柔軟な投資方法が選べる。
Folioは手間はかからないが柔軟ではない投資方法といえるでしょう。

また、S株 Now!をするか、S株で個別に買うかはS株での購入の方が
手数料が高く付くので全く同じ銘柄をまとめて買うならS株 Now!が
いいでしょう。

短期売買でなければ、より、本質的なテーマ投資に近いのはFolioと言えるでしょう。
リバランスなどを考えると手数料0.5%は安いと思います。
まだFolioはΒサービスでサービスインすると出金手数料を取るみたいです。

一方で、この手数料でFolioの運営がやれるんだろうか、という疑問もあります。
SBI証券と比べて財務的な体力は弱い(だろう)のは弱みだと思います。

漢方スタイルクラブカードが終了。グラフで比較してみた

高還元率の代名詞が終わる

最近では高還元といえば、漢方スタイルクラブカードが主流だったと
思いますが、Reader’sカードに自動的に変更が進められるそうです。

http://www.jaccs.co.jp/service/card_lineup/teikei/kampo/kaitei_2017.html

 

高還元率の代名詞が終わる

最近では高還元といえば、漢方スタイルクラブカードが主流だったと
思いますが、Reader’sカードに自動的に変更が進められるそうです。

http://www.jaccs.co.jp/service/card_lineup/teikei/kampo/kaitei_2017.html

オトクなカードの比較をしてみる

記事を書く前にすでに記事で良いのがないか探したところ有りました。

【悲報】ジャックス系還元率1.5%カード全滅。さらに冬の時代へ

すでに事足りてしまっているのですがせっかくなので、
今や多数ある1%還元カードとの比較をしてみました。

先ほどのブログにもあるように出口戦略が重要ですので一概に比較しても
だめなのですが、それでも参考にればとグラフにしてみました。

いくつか見るポイントがあります。

単純にReader’s Cardの年会費が無料相当になるのは約19万8千円です。
ただ、これでは、年会費のマイナスを穴埋めするための金額でしかなく、
Reader’s Cardを選ぶよりも1%無料カードを選んだほうが還元率が良くなります。

つまり、Reader’s Cardと1%無料カードのグラフの線がクロスするポイントが1%無料カードよりもReader’sカードが
お得になる金額です。30万円がReader’s Cardが1%無料カードに勝てる境目になります。損益分界点とですね。

さらに高還元でほぼ同率になりつつあるリクルートカード(1.2%)と比べるとこちらも年会費が
無視される30万円が境になります。

年間利用額が30万以下であれば、Reader’sはおすすめできません
30万を超えるのであれば、Reader’sでもリクルートカードでもそんなに差はないです。
100万使っても600円しか差が出ないので使い勝手で選んでしまって良いと思います。
1%無料カードなら2000円ほど差が出るので検討してもよいかもと思います。
それでも利用額の0.2%の得でしかないですが。

2017年06月 投資信託 運用成績

またしても一年ぶりの運用記録

気づけば1年ぶりの運用記録です。

前回記録

前回はこうでした。

非NISA(特定預かり)

SBI資産設計オープン(スゴ6) 2010/03 積立開始 +55.98%
ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2010/09一括購入 -0.88%
SMT 新興国株式インデックス・オープン 2010/12 積立開始+12.72%
SMT 新興国債権インデックス・オープン 2011/01 積立開始+6.41%

NISA

SBI資産設計オープン(スゴ6) 2014/01 積立開始+2.27%
SMT 新興国株式インデックス・オープン 2014/01 積立開始-6.66%
SMT 新興国債権インデックス・オープン 2014/01 積立開始-10.40%

トータルでは-0.43%の損益率です。

今回記録

結局前回、弱気になって解約検討もありましたがそのまま積立維持していました。
何度経験しても悪化したときに耐えるのにはなれないものだなと今更ながらに思ってしまいます。

そしてまた積立という仕組みに感謝・・・。

特定口座

SBI資産設計オープン(スゴ6) 2010/03 積立開始 +65.89%
ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2010/09一括購入 -6.26%
SMT 新興国株式インデックス・オープン 2010/12 積立開始+39.62%
SMT 新興国債権インデックス・オープン 2011/01 積立開始+13.72%

毎回書いていますが、REITは一括購入の毎月分配なので初期投資額1万円、現在1819万円の
評価額なので評価額 – 初期入金額としてはプラスです。

トータル57.24%の利益率

NISA

SBI資産設計オープン(スゴ6) 2014/01 積立開始+7.60%
SMT 新興国株式インデックス・オープン 2014/01 積立開始 13.30%
SMT 新興国債権インデックス・オープン 2014/01 積立開始- 2.51%

トータル7.6%の利益率

両方をあわせて23%の利益率。

かなりよい成績になっていると思います。国際情勢が不安定な中、
日経平均が2万円前後となっているので、安定化すればもっと上がるし、
悪化すれば一気に下がるという局面かなと思います。

大きく得ることを目的としていないので一旦取り崩す事も考えつつ
検討していきます。

iDeCoもNISAも動きあり

イマイチなiDeCo?

今年からスタートしたiDeCoですが盛り上がりに欠けているようです。

「iDeCo、知らない」8割超 投資知識の不足も鮮明

加速すべく証券会社でも動きがあり、SBI証券では昨日よりiDeCoの
口座管理手数料が無料になります。

以前記事に書きましたが、iDeCoの紹介サイトでも口座管理手数料に
ついて計算されていないなどの親切でない部分が多かったので、SBI証券
の口座管理手数料無料化はよい手だと思います。

過去記事 iDeCoで忘れられがちなコスト

積立NISAの登場

2018年からは通常のNISAとは別に積立NISAが
登場します。

良い記事があったのでご紹介いたします。

積立NISAを現行NISAと比較、そのメリット・デメリットをチェック

記事中にもあるように、一年あたりの金額が少なかったり、
現行のNISAとどちらかしか運用できないなどどうにも使い勝手が
良くない気がします。

個人的には、NISAについては損益通算できない点を重視し、
安定的に利益が得られそうな投資信託ものを中心で利用しています。

その観点からは積立NISAでいいのですが、株式投資
も一部しているのでそうなると積立NISAだと使えない、という
悩ましい状況です。

 

 

 

ポンパレモールがポイントサイトから消えた

リクルート・ポンタ系のショッピングモールサイトがポンパレモールですが
ハピタスなどのポイントサイトでよくポイント還元が用意されていたので活用していました。

しかし、数ヶ月前からどうやらポイントサイトとの提携はやめてしまったようで
どこを探してもポイントサイトで見つけられませんでした。

Yahoo!ショッピングや楽天市場はハピタスで1%還元があるので
商品・送料が同じであれば、ハピタスで買う理由はかなり減ってしまいました・・・。

それでもポンパレモールはポンパレモール自体のポイントの還元が割りと
頻繁に多く開催されていますのでポイントサイトで経由よりもオトクなことも
あるので引き続きチェックしていきたいです。

ちなみに名前が似ていてややこしいですが、最近サービス形態が大きく変わる
と発表されたリクルート系列は共同購入クーポンサイトはポンパレです。
今回のお題のショッピングサイトはポンパレモールです。

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

WealthNaviのシミュレーション結果に注意

WealthNaviとSBIが提携

WealthNaviとSBI系金融が提携をしたそうです。

WealthNaviはいわゆるロボアドバイザーサービスですが、
SBI銀行やSBI証券の利用者の場合は、優遇が有り、
通常100万円が最低投資金額なところ、30万円からの
開始ができるようです。

WealthNaviのシミュレーターを使ってみると・・・

わずか6つの質問で、リスク許容度の診断と最適なポートフォリオの提案があるということで
早速やってみました。

WealthNavi

とりあえず、もっとも資産がなく、投資に消極的な情報を適当入力してみると、
毎月1万の投資にも関わらず、70%の確率で元本460万が688万になると表示されました。

グラフの横軸を見ると30年なので30年間の積立だとわかりますが、
毎月1万 x 12ヶ月で年12万の投資のはずですが、30年では360万までしか積み上がらないはず・・・。

よくよく見ると縦軸に初期投資額として100万が積まれていることに気づきました。
もともとSBI以外から購入すると初回は100万円からの投資額なのでここは良いのですが、
保有資産高を1000万などにすると初期投資額が勝手に300万になってしまいます。

毎月の積立の初期投資額が大きいので当然、後々の資産にも大きく影響します。

WealthNaviのシミュレーターを使う際には、初期投資額がいくらで設定された結果か
ちゃんと確認して使ったほうが良さそうです。
自分の想定初期投資額と違う場合は、シミュレーション結果をいじって初期投資額を
100万円まで下げることもできますのでご確認頂いたほうが良いです。

毎月分配再投資の利益の考え方にご注意!

毎月分配再投資の利益

毎月分配再投資の投信は以前ほどではないにせよまだまだ人気があるようです。
私が買った投信は10,000円分買いました。今は評価額は18,000円です。

つまり財布から10,000円だして、買ったものが、売ったら18,000円になる!

つまり利益は8,000円

・・・ と思いますよね。(思わない方はこの記事は無用です)

証券会社のサイトでは赤字に・・・

私の証券会社で損益表示をするとなんと5%も赤字になっています。
このからくりを説明します。

取得単価という項目が購入したときの単価として計算に使われる値です。
紛らわしい言い方ですね。取得単価について詳しくは別記事で。

取得単価 x 保有数 = 取得額 20,000円
現在単価 x 保有数 = 評価額 18,000円

となっていて、私の場合、取得額が評価額より5%高くなっています。

10,000円しか払っていないのに、なぜ取得額が20,000円になっているかというと、
分配金を再投資しているためです。

つまり、私の財布は介していないものの、分配金が一旦私に入り、それを再度
投資にまわしているため、分配されればされるほど、取得額は増えていくのです。

それ以上の成長を見せれれば当然、損益表示は黒字になります。

これって得なの損なの?

前回、簿記の対策で書きましたが、損益は本来個人の感覚に拠りません。
しかし、あくまでもで簿記的な、税務的な話としてです。

10,000円をしばらく放置して18,000円になったら得をした(利益を得た)と
思うのが普通の人の感覚かと思います。

これを実際には20,000円分の投資をしていることになるので
5%の赤字、と表示しているのが証券会社の表示なのです。
同じように、税務署もこのタイミングで売却した場合は株式で5%の
損を出したと判断します。簿記も然り。

これをもとに、投資の指南書などでも分配型を投資効率が悪い
といっていたりします。

投資効率が悪いことは事実ですが、8000円増えた上に、
損として税務署が見てくれるというのは個人から見たら全然
有りだと思います。

[簿記] 1 簿記はじめ 小遣い帳とは違うんです

簿記とは

簿記(ぼき、英語: bookkeeping)とは、ある経済主体が経済取引によりもたらされる資産・負債・純資産の増減を管理し、併せて一定期間内の収益及び費用を記録することである。より平易な言い方をすると「お金やものの出入りを記録するための方法」

Wikipediaにありますが、簡単にいうと帳簿を付けることです。簿記検定は人気資格の一つです。

色々ポイントをまとめたい

私も初学者なのですが、しばらく勉強していると「なるほど!」
と最初は見えていなかったものが見えてきたのでそのポイントを
まとめてみたいと思いました。

お小遣い帳だけじゃない帳簿

まずはお小遣い帳について振り返ってみます。

ネットで見つけたものですが↑みたいなものがお小遣い帳の典型的なものです。
日付があって何をして、収入か支出かに金額を書いて残高を記録する。
ぱっと見るとこれですべて帳簿として十分なんでは?
と思われる方もいるのではないでしょうか。

実際のところ、一般家庭ではこれだけでも十分なことは多いと思います。
さらに言えば、似たような帳簿は簿記でも使います。
現金出納帳と呼ばれるものです。

しかし、企業の帳簿は現金出納帳だけではありません。
現金出納帳はいわゆる財務諸表ですらないです。
「一般家庭では十分」と書いたのには理由があります。

そもそも帳簿を付ける理由

主に企業が帳簿をつける理由に立ち返るとこれだけで足りない理由がわかります。

  • 株式会社は利益や財産を株主に公開する必要がある
  • 税金を払うために利益を計算する必要がある
  • お金を借りるために財務状況を銀行に見せる必要がある

などなどです。

お小遣い帳だけだと何が起きる?

融資をする側の銀行員になって考えてみましょう。
お金を借りに来た人のお小遣い帳を見ると最終残高は100万円だったとします。

借金が1億だったとすると100万円しか持っていない人には融資はしないでしょう。

しかし、この人が1兆円の不動産を持っていて、有価証券(株など)も
1兆円持っていたらどうでしょう。

確実に貸すかどうかははわかりませんがお小遣い帳の情報だけでは融資しなかった
銀行員も他の資産を見たら融資を検討しますよね。

つまり、金融資産として考えるのには現金の最新情報(つまり現金残高)だけ
では足りないのです。

では何が必要?

  • 現金の増減を記した キャッシュフロー計算書
  • 資産の現状を示した 貸借対照表
  • 損益の増減を記した 損益計算書

が必要です。利用例を上げてみましょう。

今年の上半期の現金の変動を把握したい → キャッシュフロー計算書
キャッシュフローを把握しないと、突然倒産してしまう可能性もあります。

会社で買った車、家、土地などの資産状況を把握したい → 貸借対照表
負債も記録されるので借金なども把握できます。

今年払うべき税額を知りたい → 損益計算書

キャッシュフローと損益って同じじゃないの?

キャッシュフローというのは現金の流れ、です。
お小遣い帳と同じように、いくら現金が入ってきて、いくら出て行くか
という流れのことです。一般にキャッシュフローが回らない、というのは
現金の出金が入金よりも先行していて、現金が減って行くことを指します。

最初の頃は、キャッシュフローと損益が同じことのように思えてなかなか
頭に入らなかったのですが、色々学ぶことで、家庭では損益計算書は
ほとんど不要なのでイメージが付きづらかったと気づきました。

個人では給料で100円をもらって、この100円を使って、文房具を買っても
所得税は100円に対して払う必要があります。当たり前ですね。
(細かい控除などは除いています)

企業では100円の利益を上げていても、100円の事務用品を買ったら
利益は0円となり(基本的には)法人税(個人で言う所得税)は0円になります。

つまり、個人では基本的に損金(税金の計算上、利益を減ったものとして良い金額)がないのです。いわゆる経費ですね。

しかし、経営をすると、この例のように損金の概念があるため、
損益計算という概念が必要だと気づきます。

ただ、ここまででは、損益の必要性は理解できた気がしても、
まだピンと来ない方もいるのでは、と思います。

損益は「個人の感覚によらない」

もう一つ別の例を示します。

1株100円分の株を持っていたとします。この株が期末に200円分に
なったとします。
この場合、税務上は100円の利益という計算をすることになります。

株が値上がったとは言え、実際に財布の金額は変わっていないにも関わらず、
利益としては100円増えたと計算するのです。

このように損益という考え方があるため、損益計算書が別途必要になります。
ポイントは「損益は税務上(または会計上)定められている」というものです。

「利益を確定していない以上は利益として私は考えない」というのは
税務や簿記では通用しません。
損益は個人の感覚に依存せず決まるようになっています。

これは当たり前の話で、「私の感覚では当社は利益を上げていないので納税しません」
とか「私の感覚では当社は大幅な利益を上げているのでどんどん株を買ってください」
とかを許したら、経済は成り立たなくなります。

慣れないうちは、
キャッシュフローは現金の入出金
損益は”法律で決められた”損得の計算
と覚えるのが間違わなくていいかもしれません。

大きな一歩ですがまずは損益を必ずルールに従って判断する癖を付けましょう。