NISAだけじゃない。個人型日本版401Kもお得な商品

投稿者: | 2014年8月4日

個人型401Kとは

政府も盛り上げを画策しているNISAですが、以前からある個人型401Kも忘れてはいけない税金優遇商品です。

確定拠出年金制度のことです。対になるものが確定給付年金制度です。
違いは、年金制度のうち確定しているのが拠出か給付かです。
意味を覚えるには拠出・給付のあとに額をつけるとだいたい分かるかと思います。

確定給付(額)年金 つまり積み立てた結果の給付される額が確定(決まっている)しているのが確定給付年金です。
確定拠出(額)年金 つまり積立に使うお金(拠出額)が確定(決まっている)しているのが確定拠出年金です。

個人型というのをつけていますが、企業型というのもあります。この投稿では個人型を対象に書きます。

税制メリットがあります

  1. 拠出額は所得控除対象
  2. 運用中の運用益が非課税
  3. 年金受給が控除対象
  4. 401K用商品は好設定

1.拠出額は所得控除対象

簡単に説明すると、「毎月の掛け金分、給料から差し引いて所得税計算をする」ということです。
やや正確さにはかけますが概ねこのイメージで良いと思います。毎月1万、年間12万を掛け金にしてたとすると、
所得税計算に使う給料額から12万を引いて計算されることになります。
通常の投資と比較してみましょう。

年収300万で年間12万の商品を買った場合
通常商品 ・・・ 手持ちの金額は288万+12万分の商品。所得税対象額は300万のため、所得税額は202,500円
401K ・・・ 手持ちの金額は288万+12万分の商品。所得税対象額は288万のため、所得税額は190,500円
結果、納税額は401Kの方が、わずか1年間で1万2000円も得です。投資額の10%も差分で出てくるので節税効果の大きさが
わかるかと思います。

2.運用中の運用益が非課税

401Kでは商品によって、分配金が発生する商品があります。これらは通常であれば約20%もの税金が取られますので
複利効果は弱まってしまいますが、401Kでは非課税となっています。

通常商品 ・・・ 配当金で1万円。税金で2000円取られ、結果8000円の利益
401K  ・・・ 配当金で1万円。税金は取られず、結果1万円の利益

3.年金受給が控除対象

一括受け取りであれば退職金扱いで控除が受けれます。

4.401K用商品は好設定

投信で商品名に「年金」や「DC」が付いている商品を見たことがないでしょうか?これらは多くが好設定となっており、
購入手数料が安かったり、信託手数料がやすかったりします。これは商品にもよるので傾向、と思っていただいたほうが良いかもしれません。
信託財産留保額が0円のものも有ります。

デメリットもあります

年金なので掛け金の受け取りは60歳になってからです。そのため、現時点で積立により、生活に支障を来す場合は避けたほうがいいと思います。

注意点はこれ

まず大事なのは加入条件を満たせるかどうかです。
主に加入できない人はこちらです

  • お勤めの企業で、厚生年金基金、確定給付企業年金、石炭鉱業年金基金のいずれかに加入している方
  • お勤めの企業で、企業型年金に加入している方

詳細な条件はこちらをご覧ください。
http://www.npfa.or.jp/401K/about/qualification.html

また、運用については売却ではなく「スイッチング」という方式を取ります。スイッチングは売却をし、その売却額を利用し、新規に商品を購入します。要は買い替えですね。
先ほど書いたように購入手数料が無料・信託財産留保額が0円の商品もあったりしますのでその場合は、スイッチングコストは0とみなすことができます。

また、大抵の401Kで元本保証の商品が設定されています。元本割れが怖ければこれを購入しておくことで、将来の蓄え+税額控除のメリット
が受けられます。

やるかどうかはここで判断

大きく利益を上げたい方ももちろんやる価値があると思います。
リスクを取りたくない方も元本保証もあるので「将来のための蓄え」が許容できるかどうかで判断できるのではないでしょうか。

最初に書いたように年間約12万の投資で1万2000円も浮くというのは大きいと思います。

まずは元本保証にしておき、様子を見て少しだけ投資というのも十分ありだと思います。