年金運用 本当に「消えた」?5兆円。その意味。

投稿者: | 2016年7月10日

年金が5兆円消えた(?)らしい

これがアベノリスク。「消えた年金5兆円」はなぜ発表されないのか?

消えたといわれているのはGPIFが運用する年金です。記事からすると5兆円は運用損だとのことです。
つまり、未確定の計算上の損ということです。

運用損=「消えた」?

投資をやっている人ならすぐに違和感を感じると思います。
運用損が出てそれを「消えた」という人はいません。

例を書きます。
1万円の株を100口買ったとします。評価額は100万円ですね。
翌日株価を見ると9900円に下がっていました。評価額は99万円です。

これを1万円「消えた」と表現する投資家はいないでしょう。
当然、投資家としては売却するときに、株価がいくらかを気にするからです。

消えた、というと過去形のニュアンスを含みあたかも確定したかのような印象をつけることが出来るので
そういうタイトルにしているんだと思います。

正しくは「5兆円の評価損の年金」くらいが正しいと思います。
これではページビューを稼げるタイトルではなくなってしまいますが・・・。

特に長期運用を前提としている場合は、単年度の上げ下げは気にしないのが前提です。
場合によっては一時的な運用損は割安での株購入につながるサインでもあります。

手前味噌ですが私もリーマンショックにめげずに貯めて一時期黒字を得ることが出来ました。
今は、再び赤字ですが、長期投資ではつき物なので積み立て続けようと思っています。

GPIFの課題もある

こういった記事がうまいなぁと思うのは中に書いてあることが正しい内容も含んでいるためです。

GPIFが参議院選を前に運用成績を公表しなかったのは悪意があるととられても仕方がありません。
また、株価を上げようとGPIFの運用割合の変更をしていたと思われるのも仕方がないと思います。

GPIFへの理解を深めましょう

リスクテイクの必要性

海外での年金運用は株の割合が非常に高く、日本は少子化問題もあるため、多少リスクをとる必要が
ありました。

海外の公的年金の運用状況はどのようになっていますか。

5兆円のインパクト

GPIFの記事をみると運用額は現在140兆円ほどです。3.5%ほどの含み損に
なりますが、前回の公表している成果では3%ほどの含み益になっています。
この3ヶ月で10%ほど日経平均が下落していることも踏まえると相対的には大きな減額ではありません。

改めてGPIFに注目するきっかけに

かなり昔の記事ですが、投資方針について悩んでいた時代にGPIFの運用内容を
調べていました。

そのため、運用方針改正時はそれなりに驚きました。
今回運用損のニュースが広まるにつれ「GPIFって何?」という話も聞かれるようになり
よい話だと思いつつも、ルールの変更前に騒がないと後の祭りという気もします。

一番大事なのは確定時期の株価

運用損の話はたいした話ではないですが、アベノミクスにより作り上げられた
株価だと主張する人も多いです。

これから中長期でしっかりと日本が成長していければ当然、今の一時的な運用損は
将来への種まきだったといえる時が来ます。

国の将来を考え、まずは投票ですね。