株式・投資信託の複利効果

投稿者: | 2017年3月19日

株式・投資信託投資に複利効果はある?

NISAなどの投資などを勧めるサイトでは、投資結果予測ツールを公開しているケースが多いです。
果たしてこれは正しいのかというお話です。

特に複利効果について触れているところが多く、「予測リターンを入力し、30年後に
いくら」と表示するようなものが多いです。

先に複利の説明

複利は利息を投資にさらに組み入れて投資を継続することで得られる利息です。

年10%複利投資
100円投資して1年後に10円を利息として入手。翌年は110円で投資
という状態です。

年10%単利投資
100円投資して1年後に10円を利息として入手。翌年も100円で投資

複利では投資額(とともに資産額)が雪だるま式に増えています。

株式や投資信託でも同じことが言える?

当然同じようにはなりません。まず、価格が上下に変動するためです。
つまり上の例で言えば、110円投資した翌年には利息として11円が期待されますが
株式投資では翌年に1円も価格変動が起きなければ110円のままです。

価格変動は起こりうる、という前提に立ったときに使う指標として、期待リターンが
あります。
確率を使ってあげて、短時間で部分的に発生する上下を意識しないで投資予測を
するために使います。

しかし、期待リターン自体も変動するので、この値を使うこともできません。
多くの一般的な個人投資家の場合は、上振れして税金を大きく取られることは
リスクとして考えていないと思います。

そのため、もし、複利計算をしたいのであれば期待リターンにさらに、突然の
大きな下落などのリスクを織り込んで計算するのが良いでしょう。

期待値を考えると複利として成立しそうですが、価格の上下があるので
長期で投資を考えていないとなかなか複利としての振る舞いをしないと思います。

結論としては
期待リターンが設定できている人にとっては複利としてみなせる
期待リターンを得られるだけの長期での投資を前提としているなら複利とみなせる
というのが私の結論です。