[簿記]6 減価償却

減価償却とは

民間人としては関係ないので馴染みが薄い、でもビジネスではよく出てくる減価償却という言葉。
馴染みがないだけにわかりにくい考え方です。

減価償却自体の意味は決まっています。
固定資産のその年に利用した分に費用按分することです。
別の言い方をすると、固定資産を手に入れたときに、法的に資産ごとに決められた年数で割った分(正しくは按分した分)だけ毎年費用計上すること、です。

またさらに別の言い方で言うと、固定資産が減価(価値が減った)した分、
費用に振り替えて減らしていくというのも言い方としてあるでしょう。

例えば借りに耐用年数5年の1000万の車を買った場合、
毎年経費として計上する(減価償却費)は200万円(定額法)です。

ではなぜあるのか、メリットはあるのか?です。

存在理由

会計・税務ともに同じですが、その年の損得をしっかり
計算して、企業の健全性を確認したり、税金額の根拠を計算することがそもそも会計・税務がやろうとしていることです。

そう考えると、固定資産で車両1000万円(資産)を購入した場合
に全額経費と考えるのが妥当でしょうか?

もしこれが許されると税金を納めたくなかったら利益分、資産を都度購入することで法人税を回避することができてしまいます。

1000万円分の価値をわずか1年で発揮するのでしょうか?

そのような考えから減価償却が有ります。
言っていることは同じですがどちらの考え方でも存在理由が説明できます。

  1. その年に利用できる分の価値を費用分として計上する
  2. 利益を相殺するために固定資産を買おうとする人がいた場合に
    利益調整になってしまうので、全額は費用計上できないようにする

1.の方が正しい理由ではないかなと思いますが、2.も重要な理由だと思います。後者は利益1000万の会社が、1000万に対し税金をかけられたくないため1000万の車を買ったとしてもその年の経費には200万円しか認められないため、800万円分は課税を受けることになります。

このシナリオでは経営者的には邪魔者にみえるかもしれませんが、
それは無理な節税をしたいという目線だからです。
別の視点で見てみると、利益が300万の会社が1000万円の車を
買っただけで、「その年の会計が700万の赤字とみなされてしまうのは」
妥当ではないというのは想像に難くないでしょう。

様々な理解の仕方で認識することで正しく理解できると思います。

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