[簿記]7 減価償却にまつわる話

減価償却の説明あるある

簿記の取得自体にはあまり関係ないですが、理解を深めるために少し深掘りしてみます。

特に不動産投資・マンション投資でいわれることだと思いますが、減価償却がとても素晴らしいもののように語られていることが有ります。魔法の経費、などという言い方が多いです。

「減価償却は現金出費を伴わないが利益を減らす(つまり税金を減らす)」

という文面がまま見受けられます。この文句を使って、不動産投資を後押ししている事がよくあります。

そもそも売り文句の意味がわからなかった

まず、簿記を勉強していなかった私はこの言葉の意味自体よくわかりませんでした。そして、勉強してみてもメリットのようにあえてこの文句が語られている理由がよくわからなくなりました。言っている意味はこういうことだと思います。

※以下は理解のための耐用年数設定となるので実際のケースとは異なる部分があります。
耐用年数5年1000万の家屋を購入して運用しているケースを想定すると、2年目は200万円が費用として計上できます。
3年目も200万円を費用に計上できます。

これらは2年目・3年目に(家屋購入費用としては)現金出費してないですが、利益は200万円分減額されるので毎年家賃が200万円入ってきても税額は0でよいということになります。

これはあっています。つまり
「減価償却は現金出費を伴わないが利益を減らす(つまり税金を減らす)」
は正しいんです(正しいというか減価償却はもともとそういうもの)。けど不親切だなぁと思います。。

不親切だと思った理由

何しろ初年度に1000万円払っているんです。
1000万円一度出費した後に、毎年、現金出費とは関係なしに毎年200万
ずつ経費になっていくというのが実態なので特段メリットとして語れる部分ではないと思います。
減価償却自体は現金出費を伴わないですが、固定資産取得自体は現金出費
を伴っています。

フルローンの場合、持ち出しの現金出費がないのに、毎年経費計上されるのでメリットがある点も理解できますが、大体、
「減価償却は現金出費を伴わないが利益を減らす(つまり税金を減らす)」
の説明には大体、固定資産取得費の話が触れられていないのでこの文句には不親切な印象を持っています。
繰り返しますが文句が誤っているわけではないです。

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