2017年第二四半期 maneo 決算書

基本的な財務諸表を見てみる

maneo9月分財務報告を分析してみました。

分析にはこちらを使っています。http://netconsul.sacnet.jp/anf/

流動比率(%)  111.74
当座比率(%)  111.74
固定比率(%)   51.01
固定長期適合率(%) 8.13
自己資本比率(%)   6.72

売上高総利益率(%)     49.94
売上高営業利益率(%)           26.19
売上高経常利益率(%)     26.34
売上高純利益率(%)     26.34
営業費率(%)     23.75

損益計算書を見る限り、粗利、営業利益ともにかなり良好と言えそうです。

その他のソーシャルレンディングの財務状況

LuckybankやCrowdbankでは公開していないのでその点でもManeoは安心感があります。

現在、社内体制・経理体制構築中により、連結開示できる状況には至っておりません。
http://equity.crowdbank.jp/?module=Disclosure&action=DisclosureQadetail&ba_id=7445

SBIソーシャルレンディングが公開していたので見てみましたが、損益計算書がないため、
利益率などは出せませんでした。

ちなみにmaneoと貸借対照表を見比べてみると

(単位 1,000円)maneoSBIソーシャルレンディング
匿名組合出資金14,119,9995,196,633
営業貸付金14,653,8954,613,295

大体、貸出金額としてはmaneoはSBIソーシャルレンディングの3倍ほどあることがわかります。

利益剰余金を見ても、maneoは485,732に対してSBIソーシャルレンディングは-663,043です。

maneoが決算書を開示

純利益約2億

利益がきちんと出ているようで投資家としてはありがたいです。

当期純利益 192,676

貸付金と出資金の差

きちんと分析できているか不安ですが・・・。
負債
 匿名組合出資金 12,096,084
に対し、
資産
 営業貸付金 12,087,325
となっています。前者が投資家が投資した金額の総額、
後者が実際にmaneoが貸し付けている金額ではないかと
思うのですが、870万ほど貸付金が少ないのが気になります。

貸倒引当金の計上

貸倒引当金として3800万計上しています。
つまりmaneoは3800万円分を返金がない可能性が
あるとして経費計上しています。
maneoの場合、貸倒引当金を営業貸付金に対しても計上できるのか不明ですが、売掛金が260万だけなので
おそらく営業貸付金に対しても設定していると思われます。

貸倒引当金 ÷ (営業貸付金+売掛金)で計算すると
約0.3%分を貸倒引当金に設定しているようです。

お金を貸している会社は通常貸倒引当金を設定するので
これがどうだ、というわけではないです。

現在貸し出し中

120億が現在貸し出し中となっているようです。
無事、元本が帰ってきてmaneo/出資人/借入人の3社が
良い方向に進むことを願います。

財務状況を報告してくれる会社は信用できますね。

ソーシャルレンディングは税金が高い?

ソーシャルレンディングは総合課税

maneoやSBIソーシャルレンディングが有名なソーシャルレンディング。利回りが高いので
あまり気にしないかもしれませんが人によって税金が高いかもしれません。

ソーシャルレンディングは雑所得に分類されます。雑所得は総合課税という課税方式です。
総合課税方式は累進課税です。

簡単に言うと、ソーシャルレンディングは給料など同様に儲けるほどに税率が高く設定
されるようになっています。

雑収入で税率が上がらないように注意

累進課税の場合は収入に応じて段階的に税率が上がります。
たとえば年収694万円の人は税率20%です。年収695万円の人は23%にあがります。

そのため、年収694万円の人が2万円を稼いでしまうと23%の税金が給料にもかかってきます。
実際には給与所得控除などもあるので、金額的には不正確な部分がありますが、
こういうことがあり得るというのがお分かりいただければと思います。
正しい理解のためには上記の「年収」を課税所得と読み替えていただければ正しくなります。

所得があがると社会保険料も増えるので、「増えても税率がかわらない」株の配当や利子所得とは
同じでないことは認識しておいたほうがいいと思います。

20万以下なら確定申告不要

雑収入が20万円以下であれば、確定申告は不要で、一律の20%だけ課税されます。
1年間で7%の利回りで20万円を得るためには約285万円の投資が必要なので、そこまで
気にしないでよいかもしれませんが、大金で運用されている方は累進課税に注意が必要です。

 

ソーシャルレンディングの利回りに注意

2つの案件からファンドが作られている

最近の超低金利からソーシャルレンディングが注目を浴びています。

Luckybankの最新の案件を見ても10%と非常に高利回りです。当然、これだけの
利回りですので、元本割れのリスクははらんでいます。

【4/2募集】第90号ローンファンド Lucky Bank 40億円突破記念

よく見ると分かりますがこのファンドもProject 2とProject2から成り立っています。

Project1東京都港区オフィスビルコンバージョンプロジェクト
Project2東京都中央区オフィスビルpmプロジェクト

注意!2つの案件は全く同条件とは限らない

このファンドではProject1もProject2では10%という年利計算は同じです。貸出期間も
15ヶ月で一致しています。

しかし調達資金が違います。Project1は2,550万、Project2は5万です。総額2,555万円です。
つまり、割合で言うとProject1は総額の99.8%、Project2は総額の0.2%となります。

何を意味するかというと100万をこのファンドに投資すると、99.8万がProject1に
残りの0.2万がProject2に投資されることになります。

Project2のリスクよりもProject1のリスクが圧倒的に重要なので、Project1に注視が必要です。

Maneoは案件の条件が異なることが多い!

Maneoの場合は1ファンドで2案件の条件が大きく異なることがあります。
決算大感謝祭キャンペーンローンファンド7号

総額1806万、案件1は1290万で8% 5ヶ月貸出、案件2は516万で5%12ヶ月で大きく異なります。

案件一覧に出ているのは5〜8%12ヶ月とありますが、実態としては8%の超高利回りは5ヶ月のみ、
となっています。

案件1と案件2は約71:29となっているので100万投資すると71万は案件1、29万は案件2に
回る計算です。

また、一般的に元金返済は満期後一括となっていることが多いので、71万は5ヶ月で帰ってくるものの
残り29万は5%の(ソーシャルレンディングとしては)平均的な金利で12ヶ月拘束されてしまいます。

本記事は差があること自体の良し悪しを言及するものではなく単に留意を促すものです。
個人的には資金の多くは短期で高利に出したい方なので歓迎しています。

まとめ

ファンドの中にある個別の案件までよくみて投資しましょう!

 

投資としてのソーシャルレンディングの比較

ソーシャルレンディング投資は高利回り

ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの一種です。貸し倒れのリスクから高金利に設定されています。
銀行の金利が0.1%を下回っています。社債は高いと言われるソフトバンクでも2%以下、SBI社債も2%
はありません。

一方ソーシャルレンディングは5%〜7%の案件が多く存在します。

ソーシャルレンディングの比較

案件ごとの差分や規約変更、私の間違いなども有りますので投資をされる際は必ずご自身でご確認ください。

会社名SBIソーシャルレンディングmaneoAQUSHCrowd BankjitsugenCrowdcreditLucky Bank
URLhttps://www.sbi-sociallending.jp/https://www.maneo.jp/https://www.aqush.jp/https://crowdbank.jp/https://jitsugen.co.jp/http://crowdcredit.jp/https://www.lucky-bank.jp/
利率2~4.8%5-8%4%5.2%10%6-10%
営業者報酬1.5%(証券担保ローン),2.2%(不動産担保ローン),などなし0.125%1.5%
手数料出金事務手数料 420円なし出金手数料無料出金手数料無料
収益モデル募集金利に3%上乗せして借り主に請求借り手にも手数料請求?

ソーシャルレンディングは投資ですので投資資金の安全性は重要な指標だと思います。
銀行のように保証されないためソーシャルレンディング会社自身の倒産のリスクなども検討すべきでしょう。

調べてみて驚くのは手数料の説明にあまり営業者報酬について記載がされていない点です。
おそらくアカウント作って実際に投資するまでには確認できるんでしょうが、会社比較の段階では
調べられなかったりする会社もあり不親切な印象です。

完済実績もわからなかったり1年未満だとまだ満期が未経験の会社もあったりします。

また少額での投資を考えている場合、2万円で7%6ヶ月で満期を迎えると700円の収入で、
ここから1.5%の営業者報酬で595円、所得税差し引きで476円となります。これがさらに
振込手数料が発生し、下手したら満期を迎えても元本割れの可能性もあります。

他サイトにも比較表はあります。

http://kennygorou931.blog84.fc2.com/blog-category-10.html

http://kakaku.com/crowdfunding/loan_type.html